『フラワーアレンジメント』という言葉は聞いたことがあるけど、詳しくは知らないという人も多いでしょう。
ここでは、フラワーアレンジメントの意味や生花との違いについて解説します。
花を整える・組み合わせる・飾りつける
フラワーアレンジメントとは、『花を整える・組み合わせる・飾りつける』という意味です。お花をカゴや器に飾りつけたり、ブーケにしたりして美しい形に作りあげます。
フラワーアレンジメントに使う器やお花の飾り方には、作り手のセンスが反映されます。フラワーアレン
ジメントではある程度のルールのようなものは存在しますが、個人でやる場合は自由に楽しめば大丈夫です。
より本格的にセンスを磨きたい場合は、専門書で勉強したり、フラワーアレンジメント教室に通ったりするとよいでしょう。
海外で古くから使用されていた
フラワーアレンジメントには長い歴史があり、古代ギリシャやエジプトでは宗教的な意味合いで使われてきました。
イタリアンルネッサンスの時代では、フラワーアレンジメントがヨーロッパ中に広まり、貴族や庶民の間で好まれました。
また、貴族に仕える庭師が、インテリアとしてアレンジ部屋に飾っていたともいわれています。
生け花とは何が違うの?
フラワーアレンジメントと生け花は共通している部分が多く、非常に似ています。しかし、この2つには明確な違いがあります。
わかりやすい違いとしては、使用する道具にあります。フラワーアレンジメントは器となるものに吸水スポンジを入れて、お花を挿していきます。生け花では、基本的に剣山と呼ばれるものを使います。
そのほかには、作る上で重視している点も違います。フラワーアレンジメントは、装飾の華やかさを重視しており、生け花は芸術性を重視しています。
アレンジメントとは
『フラワーアレンジメント』とは、器の底に吸水スポンジを入れ、土台となるスポンジに植物を挿して作成する、お花の飾り方です。
生花をスポンジに挿して飾りつけていくため、花1本1本の長さを変えるなどして立体的にデザインすることができます。手のひらサイズのものから大きなものまで、さまざまな大きさのアレンジメントが可能です。
花瓶がなくても、もらってすぐに飾ることができる点や、高い装飾性を楽める点が魅力です。
洋風にアレンジされたものもあれば、和風なテイストで作られたものもあり、飾っておく場所や、贈りたい相手の好みに応じて選べます。
花束とは
『花束』は、切り花を束ねたものです。1種類の植物を使うこともあれば、複数の草花を揃えて彩りよく切り花をまとめて作ることもあります。
プレゼントに使用する場合は、包装紙やリボンなどで美しくラッピングして贈ることが一般的です。
日本には古くから、季節の花を飾って来訪者をおもてなしする風習があります。生花店で切り花を買って、自宅に飾る習慣がある人への贈り物におすすめです。
花束を贈られた人は、自分で花瓶や花器を用意して飾らなければなりません。花を飾って楽しむことが好きな人に贈ると喜んでもらえるでしょう。